「ねぇ、コレとコレ……どっちがいいと思う?」
男性は女性との買い物に付き合うとたびたびこんな風に意見を求められることがあるだろう。
しかし、ここでこの手の質門に正直に回答してはならない。
女が迷ってるときに余計なアドバイスは無用!
女の買い物には男目線のアドバイスは不要!!
なぜなら
女が聞く「コレとコレ、どっちがいい?」は男の率直な意見を聞いているのではないからである。
「どっちがいいと思う?」は服への評価を求めているのでなく
女は私への愛情を審査しているからである。
『あなたはどれだけ私を見てる?』
『どれだけ私の好みを知ってる?』
『私が本当に気に入った方はどっちだ思う?』
『私が好きならわかるでしょ?』
しかも
「どっちがいい?」などと聞きながらも女って~やつは
たいていは腹の底決まっていたりする。
微妙に気に入っている方、点数が高い方が必ずあるのだ。
だから
女が気に入っていそうな方を示してあげれば丸くおさまるのである!
ここで
「俺はこっちがいいと思う」
と正直に自分の好みや意見を発してしまったり
「んなの、どっちでもかわんね~よ」
とか
「そんなの分からないよ」……などと言ってしまったら
女はたいがい不機嫌になる
(多分しばらくは無口になったり、ごきげんナナメな状態が続く)
女というのは厄介なのである。
男からしたらウンザリする気持ちは痛いほどわかる。
さんざんウロウロしあっちこっち歩きまわり商品を比べる。
女はとにかくひと通り見なきゃ気がすまない。
「とりあえずコレは候補にしとこう」
「コレはキープね」とか言って(※男にはわからない女の洋服の“架空”のキープ)
男は連れ回されながら心の中で『何で買わないんだよ』『早く決めてくれ』とイライラ。
デパートやショッピングモールなどをひたすら歩かされ、あっち行ってこっち行ってまた戻って……
「これもかわいい」「あれもいいかも」「私に似合うかな?」
そして試着室に入る彼女に
『ようやく決めてくれたか』……とホッをするも
出てきた彼女は
……「やっぱやめとくわ」
男の心の声:『こんなに歩き回されたのに挙句なにも買わないだと???』
しかも、だ
「スカートが欲しいの」
……とかいいながらその本来の目的のそのスカートを購入していないのにもかかわらず
「あ、あれもいいな~」「あれすごく素敵」
……とか言いながらブラウスやパンツなどを試着するという行動。
『なんだ、スカートが欲しかったんじゃないのか?』
『わけわかんないよ~』
この女の
“目移りラッシュ”
は男にとって不可解な行動であり理解不能。
すぐに結果を出そうとしないそうとしない女の買い物に
男は呆れるのである。
そして極めつけ、最終章において
「コレとコレ、どっちがいい?」
とまで質門されるのだ!
『俺に聞くなよ!知らね~よ』
……といいたいのは山々であろうが
どうかそこはグッとこらえて欲しい。
ここで男の度量が試されるているのである。
面倒くさいのはわかるが、女が機嫌をそこねるとそれこそ
あとでさらに面倒なことになりかねない。
先程も言ったが
「どっちがいいと思う?」
なんて聞いてくるのは
「私が気に入った方や微妙に好きな方ってわかる?」
「どっちか当ててみて!」
……っていってるのと同じ。
すでに彼女の中では見極められていて
どっちがいいか結論はたいてい出ているので、
それを間違えないように「こっちがいい」と言ってあげるのが男の甲斐性。
女は男に自分の気に入った方に一票入れて欲しい。
「それ、いいね~」と共感してもらい背中を押してもらいたいだけ
私が気に入った方に狂いはなかった、と自信をもって購入したいのだ。
……ということで、男性は
女の“どっちがいい?”には真剣にアドバイスしないほうが身のため(笑)
自分の好みや意見でなく
彼女の好きそうな方をいえば ◎
「どっちか当ててみて!」
コレはなぞなぞとも言える
この謎解きに当たれば女はめちゃめちゃ機嫌が良くなる!
女のショッピングの目的はただ単に商品を購入することでない!
……過程が大事なのである!
あっちこっち歩きまわってわざわざ選択肢を広げて悩むのが楽しみのひとつなのだ。
男性とちがって“合理的に早く決まればいい”とか、“時間をかけずにすぐに目的のものが替えた”
ということには満足しない。
さんざん探しまわって、迷って悩み選んで選び抜いた一着が欲しいのだ。
多分、女の買い物は買うのがメインでなく
迷うのがメインともいえる。
女の買い物は男の忍耐力と観察力(←女からしたらこれが私への愛情)が試されるのである。
●「どっちがいい?」女の買い物に付き合わされるときこそ男が試される時
http://www.excite.co.jp/News/laurier/love/E1378088812296.html?_p=1