逃げる男・復刻版:読者からのコメント


一人でランチを食べながら、「逃げる男」~復刻版~の電子書籍を読み始めた。

展開の巧みなスピード感に引き込まれ、アイスコーヒーのカップに付いた水滴で机がビショビショなのにも気付かず一気に読み上げた。

読みやすさの要因は、主人公の美佐が「男勝りのアグレッシブな美佐」から、「女性の難しさ(男性から見ると)と可愛らしさ溢れる美佐」に成り変わっていく変化が、著者である神崎桃子さんのストレートな表現にのせて痛快に進められていくからであろう。
妄想系恋愛小説(?)にある「モッタリ」した感じがまるでなく、男性の私もとても爽快な気分にさせられた。

「男勝りのアグレッシブな美佐」は、我々男性が読んでも思わず笑顔になるくらい、イケイケゴーゴーの美佐で、恋愛に消極的な方(女性も男性も)には勇気を与える事間違いなし!
対して、「難しく可愛さあふれる美佐」は、恋愛を「その時の状況で楽しんでしまう」男性に、「長期的な視野で見ようとする」女性が振り回される様が切なく表現され、男性のずぼらな恋愛姿勢に反省を促しているように思えた。

そこで、ふと神崎桃子さんの肩書を思い出した。
「体験型コラムニスト」
なるほどなるほど、「逃げる男・復刻版~」は妄想系恋愛小説ではなく、神崎さんからの「みんなでもっと元気出して恋愛しようよ」というエールと、「すべてお見通しなんだから逃げるんじゃないわよ男達」の忠告が込められた、メッセージ系恋愛小説であったのだ。

恋愛に勇気と元気が欲しい女性、なかなか女性の心が見えない男性は、ぜひご一読を。
そして読み終わった後は、恋愛をもっともっとして行きましょう。
元気で思いやりのある恋愛を……。

逃げる男……私にも似たような男がいましたね(笑)

その人は一応一言、言ってから逃げたけど(笑)
だけどメールで!ですよ!しかも一方的に!
「君は全然悪くないんだよ。悪いのは全部俺なんだ」
って、ただ単に私の事が嫌いになって面倒くさくなっただけじゃん?
別れる時に変な優しさとか要らないですからー
だったらはっきり「もう好きじゃないから別れよう」って言ってくれたほうが前向きに前進できるんじゃーいっっ!!(`□´)

男として、人として!付き合うときも別れる時も、ちゃんと会って言ってくれる誠実な人を見つけたいと改めて思わせてくれる一冊なのでした。

女子友から良く聞く一番”痛い話”の典型が赤裸々につづられていて、しみじみしてしまいました。

好きな男の人についつい前のめりになってしまう……

女子なら誰でもやってしまうこと。
2人の楽しいひとときが過ごせたら、それがちょっとした飲みだったとしても、うれしくて舞い上がってしまうのも、女子なら誰でもあること。
そして、逃げる男になられたときのショックは、かっこ悪くて友達に言うのも恥ずかしいほどつらすぎ……。
いっそ、「俺、彼女いるから」「彼氏にはなれないけど、ときたまこういう関係を持とうよ」って言ってくれる方が楽っていうもの。
逃げる男になるのは簡単だけど、逃げられた側は、その理由が“わかるようでわからないから”……とっても残酷。
『逃げる男』に書かれた出来事は、女子なら本当にありがちなこと、けれど、それを他人には言えないこと・・・女子の心をのぞいたら、ほとんどの人が一つや二つ普通に持っている傷。女子の真実の姿の一面をかいま見たい人にオススメ。

生み出してほしい

これからの女性は「逃げる男」を作り出すのでなく「逃げる事の出来ない男」を生み出してほしい。(笑)

「逃げる男」書店で探したらば在庫がない

「逃げる男」書店で探したらば在庫がないとの事でしたので、スマホで復刻版を拝読いたしました。オムニバス的なものと勝手に思っていたら、一つのストーリーでしたが大変読みやすく、お昼食べながら一気に読んでしまいました。
やっぱり。桃子さんの文面は可愛いですね(#^.^#)
「付き合う」と「好き」の違いはさすが!!男の俺が言うのもなんですが、その通りと思います。男の友達に勧めたくなる内容でした。

逃げる男に寄せて

ある偶然から私は「逃げる男」の著者である神崎桃子さんの存在を知った。
そして彼女が書くパワー満開のような面白い文章にえらく惚れ込みファンの一人となった。
やがて彼女の処女作であり既に絶版となっていた「逃げる男」を読んでみたい衝動にかられアマゾンで中古の同著を入手しそして一気に読んだ。
自分自身が人生経験を色々してくると創作の恋愛小説など正直読めなくなってくるのだがこの「逃げる男」だけは違っていた。
読んで直ぐに(これは作者の実体験に違いない!)と確信した。
文章のいたるところから主人公美佐の悲しい心の叫びが聞こえてきそうなほどに胸に迫るものだった。

もう十分に大人の女である筈の美佐がまるで初恋に心を痛める純粋無垢な少女のように不器用で一途で真剣な恋

そこには打算も駆け引きも入り込む余地など微塵もないのだ。

正に全身全霊を込めた本気の恋にのめり込んだ揚句に相手からいともあっさりと逃げられていく様があまりに痛々しい。

多分恋愛上手な女はこの美佐のように真剣に相手に恋をしたりはしないと思う。
自分がゆとりで主導権をしっかりと握って男を翻弄するくらいの女こそが恋愛の勝者となるのではないかと思う。

しかし私は同じ女として人生で一度は世の女性達にこの美佐のように本気の恋をしてもらいたいと思う。
本気の恋こそが人が人である人生の深淵を見せてくれると思うからなのだ。

自分の知らない別な自分がそこに存在するのを人生で初めて知るのもその時なのだ。

人生の上っ面を軽く生きても人生の醍醐味は決して味わえない

本気の人生を生きようと思うならあなたも美佐のように本気の恋を是非味わって頂きたい。

こんな恋はカッコ悪いと思うだろうか?
私はこれほどまでに真剣に人生の時間を体当たりで生きる女はカッコ良いと思う。
そして今回神崎ファン達の熱い要望が実現して「逃げる男」の復刻版が電子書籍としてリニューアルして再び世に出て好評との事。
神崎ファンとして嬉しく思う。
貴女も(貴方も)まだ逃げる男をお読みでないなら是非とも一読される事をお勧めしたい。
そして忘れてしまった純粋無垢な恋心を美佐と共に思い出して欲しい。
大人だって本気の恋をしよう。
人生は本当に短いものなのだから!!

全く同じ想像をしているのではないか

常々思うのが、出逢いの場面において女性と男性の頭の中を“いっせーのせ”の掛け声でせーのと同時に開いたら、全く同じ想像をしているのではないかという事を……。
ふと出逢った気になる相手に話かけたくてしょうがないのに、いとも平然を装いその場を過ごし、一人になってから後悔の念に苛まれる。しかし、これが話すきっかけが出来ようものなら「運命の相手!」と思い込み一気にのめり込む。

今回発見したのは「逃げる男」の内容は女心を改めて理解できたことだ。女性って実はこんなふうに考えてるのか、こんなふうに思ってるもんなのかと気づかされた。
本の前半部分は男性はもっともっと自信を持って女性を誘う事が出来るようになるような、勇気がだせるような内容であり、後半は「未来を見据えることに長けている女性」と「目の前の出来事しか判断出来ない男性」の対比が上手く描かれていて、男性なら誰でも反省すべき、戒めのオンパレードになっている。(笑)

最後は秘密のチェックシートも付いているので、女性向けと思われがちだが、『勇気と反省』を一度に味わえる構成は、男性諸氏にぜひお勧めしたい書籍である。

追伸・これから読む男性の方へ、題名よりも男性に優しい恋愛書籍ですよ(笑)

切ない大人の恋……

体験型コラムニストの神崎さんが書いた切ない大人のやるせない恋の結末。『あ~私もこんな風に意地張ったりする~』、『こんな想いしたよなぁ…』と、主人公と同じ目線で、時には一緒にイライラし、時には一緒に涙しながら、最後まで読みすすめました。30過ぎた女の恋。飾らない言葉で、主人公美佐子の想いを綴ったこの本は、忘れかけてたあの頃の切ない恋を思い出しました。
体験型を謳っている神崎さん。『大人だってみっともない恋をする…』共感する言葉が多々あります。最後のチェックリストと解説、笑えます。そして納得します。 これで350円はお買い得!!

眠れぬ夜

眠れぬ夜“逃げる男”を読みだしたらあっという間に読み切ってしまった。
小気味良いテンポの文調と、展開のワクワク感に知らぬ間に引き込まれてしまう、
そんな独特な世界観を感じられる一冊であった。
読者に独身女性を想定した一冊と見受けられるが、主人公の女性の気持ちや感情の
移り変わりは、すべての年代の女性の共感を得られるであろう。
さらに男女間の駆け引きにおいては、男性読者をも桃子ワールドへ引き込んでしまう、
そんな描写で埋め尽くされている。

逃げる男、いや、情けない男!

いつもコラム、ブログで楽しませてくれる神崎桃子さん。この“逃げる男”…男から見た意見だと、情けない男。今はこんな男が結構いるのかなと思うと、「今後の日本は大丈夫か?」などと思ってしまう。僕からしたら追いかけられる女子、追いかける男子が多くなることを切望します!最後のチェック、男から見ても当てはまることありです!!

逃げる男=ズルい男

健気な主人公美佐子。30過ぎての本気の恋。そんな女心を弄んだ男。好きだから、本気だから、本当の自分をわかって欲しくて、本音をぶつけただけ。それなのに、いきなり電話を切り、何も告げず何も語らず逃げて行ったサイテーの男。許せない!なんて情けない男。でも美佐子は、ひたすら彼を待った。いつしか私は、美佐子の友人になっていた。『もう、やめなよ、あんな男』切なすぎる…彼の言動に一喜一憂する美佐子の揺れ動く女心を、軽快に書き綴ったこの本。女性は勿論、男性にも是非読んでいただきたい一冊です。これ以上情けないダメンズを生み出さないためにも…

リトマス試験紙みたいだぁ~。

まずは主人公の可愛さ、イタさに「オンナの子の恋」がモロ見え。
そーそー!
えー?それやっちゃう?
うんうん。だよねぇ…
いやぁ私ならもっとうまくやるよ?

彼女の気持ちの揺れ動きと振り切りっぷりに、読んでるこっちは共感と反感を行ったり来たり。
でも、最後には、納得。

その昔なら、焚き火の周りに集まって年長者の昔語りに耳を傾け、それぞれに生きる知恵を身につけていくような。

まーこのお話なら、やけに明るい居酒屋で、オーダーの度に「喜んでー!」とか店員に叫ばせながら、ジョッキを掲げ、笑って泣いてドキドキしながらムカついて、あん肝なんぞを大口に放り込んで…そんなシチュエーションが似合いそうだけどね(笑)

いるんだよねぇ。こーゆーヤツ。野郎。
ちらちらと浮かぶ過去の男の顔。あーあいつはそーだったよなぁ。うん。そ~いや、私はどやってあの危機を脱したんだっけ?
遠い目になってみても、焦点が合わないわ(泣)
救いなのは、こんな時にそれをシェアしてくれるトモダチがいること。
……そして、その結果はどうであれ、自分が好きだと思えた相手と、好きって思っているうちにデキたこと。
こんなにたくさんのオンナとオトコがいて、お互いがぴったり合って大好き!なタイミングで、その時を迎えられるってこと自体、ホントは、ぶっちゃけファンタジーなんだと、思う。

相手の心の中なんて、頭の中なんて、わかりっこない。
ましてや言葉を使うイキモノですもの。いかようにも、ごまかせる。

しかも、好きな相手ならなおさら、自分から前のめりに騙されていく。

言葉の「好き」なんて、慰めにも腹の足しにもならないんだよね。
行動だって、そう。
相手は自分の為だけにしていることかもしれない。
なのに、『私のために…』なんてそこに勝手に「愛」を見つけちゃうのが、恋するヒトなんだよねぇ。
でもさ、それだって結局のところは「自分のこと」しか考えてないってことで。

わかっちゃいるんだけどねぇ。
でも、思うよね。
お互いがお互いを、求めあって与えあえる、そんなヒトに出会いたいって。

今、この人がそうかもしれないって。そんな時には巻末の付録がお役立ちですね。
最近は読まないジャンルだったから面白かった。途中でやめられず、三時間半で読了しちゃいました。

読んでみて(自分がもってる性別とは違う次元で)、共感が多ければ「オンナの子」で、反省が多ければ「オトコの子」って感じかな。まるでリトマス試験紙。

コレ読んで、まったく気持ちが重ならないならば、まだ恋したことないヒトか、恋を忘れちゃってるヒト…かもね

思い当たるフシが

この内容……僕には思い当たるフシが……。確信犯の時もありますが知らず知らずのうちにやっている場合もありそうです(苦笑)

「逃げる男」について。

桃子さんの処女作(←死語?)逃げる男がAndroidでも買えると知って即購入!
しかし私の悪い癖は、結構何でも買ったら満足しちゃうところで・・・
しかし読み始めたら一気に読んじゃいました!
だっておもしろい(笑)共感できる!テンポがイイ!
それに、こんな男いたな~って怒りが戻ってきた!(笑)

一番「そうっ!!」って共感したフレーズは、
「彼はシャイなんかじゃないナルシストなんである。自分が一番可愛い。
自分しか愛せない男だったんだ」ってところです。

付き合い始めって、相手のことが知りたい、会いたい、って思って頻繁に連絡しちゃうもの。でも学生じゃないし、みんな仕事してるわけだし、いつも暇じゃない。
そんなのはわかった上で「会いたいよ~」とか「かまって~」とかメールしちゃうもの。
でもそれって100%本当だけど本当じゃない。
相手の事も考えてるからちょっとした挨拶みたいなもの。軽いコミニュケーションみたいなもの。
女からしたら“重くならないよーに”配慮しながら、「もう!しょうがないな~」なんて軽く返事できるようにしてるってこと、男の子は思ってくれないものなのかしら?(笑)

 

「逃げる男」の主人公(美佐子)の気持ちがよく分かりました。

女性ってあんな感じなんですかね?
かなり参考になります。
と、同時に相手の男の行動も分からなくもないです。
この作品を読んでなかったら、もし同じ状況になったら……僕自身彼女にどう対処するか、対応するか分からないですね。
思うに、男は異性とのトラブル(アクシデントですかね?)、にどれだけ想定でき、適応能力や対処の仕方を持っているか……に尽きるのかもしれません。見ていて思うのは、若い頃10代・20代前半くらいに女性とちゃんと付き合ったことのある男は強い感じです。それだけ対処できるだけの経験と余裕があるから。
と、まあ、そんなふうに思いました。

男は新規フォルダだけど、女は上書き保存(笑)

はっきり言って別れた男の幸せなんてこれっっぽっちも望んでませんからー
出来れば逃げるような男なんで不幸になってハゲ散らかしてくれてますよーにって思ってます。

純粋な気持ちで恋をしたいけど

もはやそれが許される年齢ではなく、いつでも逃げる態勢を整えている私にとって、主人公の行動は歯痒いものでした。
ここに書かれている逃げる男の思いもよらない行動は、逃げる女である私も驚きました。
今、逃げなきゃ!
読みながらついそう語りかけるも虚しく、どっぷりとハマっていく主人公。
逃げられて傷つくくらいなら、逃げられる前に逃げる!
付録のチェック表は頷ける項目がたくさんあります。
辛い恋を繰り返してしまう女性には、是非チェックして逃げる女になって欲しいです。

カテゴリー: 逃げる男・復刻版