「ピンクの実験室の謎」~小保方さんの記者会見に寄せて


以前から小保方晴子さんの動向は気になっていた。

 

桃子は小保方さんの例の白い割烹着とくるくる巻髪の出で立ちやピンクやイエローの実験室、またムーミン好き……などが気になって仕方なかった。

「やるなぁ~~~」

科学者に「萌え~」的な要素を取り入れ男心を鷲掴みにするなんてすごい。

自分プロデュース力が半端ないことに感心していた。

 

周りは意外とSTAP(スタップ)細胞より、彼女の割烹着姿に注目していたのではなかろうか?

 

確かにSTAP細胞も非常に気になるところ。

万能細胞があれば再生医療技術の向上となる、あって欲しい……。

(※再生医療とは、失われた皮膚・内蔵などあらゆる部位を他人からの移植でなく、本人の細胞から作り出す医療技術。臓器移植ではなく臓器再生や若返りなども夢ではない)

 

……なので会見においてはSTAP細胞の有無についても勿論知りたかったし

また彼女が論文の画像取り違い等についてどんな釈明をするのか興味があった。

悪友達も口々に言っていた。

「“博士転がし”とか言われるだけに、民衆を取り込むような訴えをしてみんな同情するのでは?」

「泣くね。絶対!健気でひたむきな女性感を出して男性をまた味方につける」

「科学者の中では可愛いからって調子に乗ってたんじゃない?記者会見はもうアラ探しだね。腹黒女を見抜く腹黒な私~(笑)」

 

自分だけは特別扱い、(なんたってピンクの研究室を与えられちゃうくらいだから)可愛いから許される部分もあったのだろう。

そう、女は可愛いと得をする!!

正しくは ”かわいらしいと思われる女性“は得をする。

それが仮に、「計算されたものであっても……だ。

それが世の中のつね!

 

ま、別に、仮に彼女がオヤジ転がしだろうが、男ウケが良かろうが、研究室でチヤホヤされてきたとしても、

そんなことはどうでもいい。

 

記者会見で残念だったのは

「未熟です」「至らなかった」「悪意はない」と何回も繰り返されたフレーズだ!

労働に対して対価を受けている人間、企業や組織から給与や報酬を貰っている人間が、それを堂々と言うのはいかがなものなのか?

研究者うんぬんでなく、サラリーマンだろうが、サービス業だろうが、建設業だろうが

プロとしてその道で働かせてもらっている人間が

「未熟」「至らなかった」で通るのだろうか?

悪意でなければなんでも許されるのだろうか?

 

記者会見を見ていた友達から即座にLINEがきた。

「悪意じゃなくとも故意でしょ?」

「泣けば済むのか?」

「社会人としてそんなことあり得ないから~」

 

論文の画像は「世の中の役に立てば」……と真摯に取り組んできた科学者としては取り違えて欲しくはなかったかな~。

 

なんかのテレビでこの件について論議していた。

「研究した画像を間違えるのは自分の子供の写真を間違えると同じことです」

とかって。

いくら”うっかり八兵衛さん”であってもヌケサクであっても、普通子供の写真は間違いないだろうって。

 

運動会のかけっこで一等賞とった自分の子供の写真を、自慢したくて、他の人にも知って欲しくて「これ自分の子供なんです!みんな見てください」と投稿しながら

他の子の写真をアップしてしまうようなもんだと。

「これ、誰んちの子?」

「あれ?これって鈴木くんじゃなくて、山田くんちの息子じゃないの???」

と、周りが気づくこととなる。

 

画像取り違いについて謝罪し

もっとキチンと調査して下さいと理研に不服申し立てをしたところで、和解できるとは思えないし

仮にこのまま理研にとどまっても、小保方さんが以前と同じポジションでいられるとも、いい状態で研究ができるとはとても思えない。

 

彼女がSTAP細胞の研究を今後も続けたいなら

もう、こうなったら理研にしがみつかず、

“頑張る女性を応援する”高須クリニックの院長にいっそ「センセ、お願い」と懇願し

資金援助していただくとかどうだろうか?

そしたら美容の再生技術や、若返り技術最先端とかですごいことになっちゃうんじゃないの?

「安藤美姫さんに続け、小保方晴子さん!YES!高須クリニック!!」

……なんて思うのだけど(笑)

 

そんなことを考えていたら

高須クリニックじゃなく、大手出版社や複数の出版社から小保方さんにオファーがあるらしい。

(う、羨ましい)

 

理系女子の暴露本、女性研究員の告白本ともなれば

みんな飛びつくに違いないってヤツだ。

「晴子の研究日誌」……みたいな。

それとも

「ピンクの実験室での真実!!」

なんて~のどうかしらん。(あ、このタイトルだとエロ分野か?)

 

出版業界だけでなく世間では、本人の意思とは全く関係なくタレント転向や議員への立候補などの話も浮上しているらしい。

 

彼女にはいろんな道が開かれているようだ。

最後に一句……

「真実は、涙出さずにノート出せ」

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